―― ロックマンX2 プロローグ ――



西暦21××年。進化したロボットと人間が共存する世界……完全に人間と同じ思考を持つロボット“レプリロイド”の登場により、人間の生活は格段に豊かになったように見えた、が……

突如「レプリロイドのための世界創造」をかかげ、人間に反旗をひるがえしたレプリロイドがいた。
その名は『シグマ』
レプリロイドの精鋭集団“イレギュラーハンター”=故障したロボットを処理する者達=の中でも最強といわれた彼に、ほぼすべてのレプリロイドが従い、人類にかつてない危機が訪れたのであった。

しかし、シグマの計画に唯一の誤算が生じた。
“ロックマンX(エックス)”の存在である。
まだ発展途上中であったエックスは、親友である“ZERO(ゼロ)”と共に立ち上がり、戦いの最中で未知の能力を発揮して、各地に配置された強敵を次々と撃破して行った。そしてついにシグマの居城に侵入し、激戦の末に彼の野望をその要塞と共に粉砕したのだ!
そう、エックスは、最強と言われたシグマに勝利したのである。

しかし、戦いによって失った物も多かった。ZEROが大破し、イレギュラーハンターの数も当初の4分の1まで激減した。
それでも、エックスには悲嘆する間も、休む間もなかった。再び訪れた平和な世界を守るため、彼の戦いはその後も続いていた……

そして……


(ロックマンX2 取扱説明書, 1993,1994, pp.2-3)



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