―― ロックマンX3 プロローグ ――


西暦21××年………
進化し人間的思考を持ったロボット「レプリロイド」と人間が共存する世界。今や彼らは人類のパートナーとしてなくてはならない存在となっていた。
しかし、その中には電子頭脳に支障をきたし、人間やレプリロイドに対し反乱を起こす者もいた。彼らは「イレギュラー」と呼ばれ、それらを取り締まるための組織「イレギュラーハンター」が作られた。「ロックマンX(エックス)」そしてその親友「ZERO(ゼロ)」も組織の一員として活躍していた………



最近、ある優秀なレプリロイドの科学者が話題になっていた。その名は「ドップラー博士」。
彼はイレギュラーを作り出す原因が「Σ(シグマ)ウィルス」という特殊なプログラムである事をつきとめ、それを消し去るための抗体ウィルスを開発した。そして世界中からイレギュラーを一掃するという多大な成果を上げ、さらに人間とレプリロイドが共存する平和都市「ドッペルタウン」を作ると宣言し、レプリロイドだけでなく人間たちからも多くの支持を得た。
そして「ドッペルタウン」の建設準備のため、世界中から優秀なレプリロイドたちを次々と集め始めたのであった。

博士は「ドッペルタウン」建設準備のため、世界中から優秀なレプリロイド達を次々と集め始めたのであった。


それから数ヶ月後……
悲劇はあまりにも突然に訪れた。ドップラー博士の抗体ウィルスによって鎮静化した筈のイレギュラー達が、一斉に反乱を起こしたのだ!出撃中のエックスとZERO(ゼロ)のもとへ本部より緊急連絡が入った。
「エックス!ハンター本部がイレギュラーに占領された。指揮をとっているのは、どうやらドップラー博士らしい。応援を頼む!」
再び戦いの渦がエックス、そしてZERO(ゼロ)を巻き込んでいく。人類とレプリロイドの幸せと平和は取り戻せるのだろうか?いや、取り戻さなくてはいけないのだ!
「行けエックス!戦えエックス!ロックマンX!!」



(ロックマンX3 取扱説明書, 1995, pp.2-3)



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