ステージスタート |
アンジェリーナ |
うふふっ♪さーて、
今日もハリキって
案内しちゃうわよ。
え?
いつになく上機嫌に見えるって?
そりゃ当たり前よ。
子供の頃からずーっと想いを
寄せていた『ゼロ』様に
逢えるんだから。
美しいさらさらの金髪・・・・
クールな鋭い目・・・・
ああ、
アンジェリーナは
ゼロ様の虜です。
今宵・・・・あたしのすべてをゼロ様に
っ・・・・
あ、言っておくけど、
ゼロ様とあたしの時間を
ジャマしたら
頭蓋骨が
ヘコむぐらいのパンチよ。
なーんてね、冗談よ。
でも、空気は読んでネ。
さあ、しゅっぱーつ♪ |
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ボスバトル1回目直前 |
アンジェリーナ |
ああっ!いた!
麗しのゼロ・・・・様・・・・? |
ゼロ |
遅かったな。
さあ、始めようか。 |
アンジェリーナ |
ちょ、ちょっと待ってくださいま
す? |
ゼロ |
何だ? |
アンジェリーナ |
あなた・・・・
本当にゼロ様なのですか? |
ゼロ |
"本当に"と言われると
少し困るが・・・・ |
アンジェリーナ |
い、今本部に連絡をとりますわ。
何かの間違いかもしれませんし・・
(ピッ、ピッ)
・・・・あ、チェルシー!
どうなってるの!?
ゼロ様が待ってるって話じゃ・・・・
・・・・え?間違いない?
で、でも!
あたしが知ってるゼロ様と
違う気がするんだけど。
あ、そう・・・・
まあ、超絶イケメンなことには
変わりないけど。
・・・・ううん、なんでもないわ。
だ、大丈夫。
なんとかするから!
(ピッ・・・・)
というわけで・・・・。 |
ゼロ |
・・・・・・・・。 |
アンジェリーナ |
勝負ですわ! |
ゼロ |
(なんだこの女?) |
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ボスバトル1回目終了 |
ゼロ |
くっ!なかなかやるな。
だが、次はこうはいかない。
再戦を楽しみにしている。 |
アンジェリーナ |
・・・・あの身のこなし、
あの太刀スジ。
(そしてあのイケメンっぷり)
ゼロ様に間違いないのに・・・・。
何かが違う。
いったい何が違うの?
ああ・・・・せっかく憧れの
ゼロ様に会えたというのに!
なんなのこの胸のモヤモヤは!
ああ、ゼロ様!
子供の頃よりお慕いしていた、
麗しのゼロ様!
あなたは、
なんと罪作りなお方でしょう・・・・
・・・・あんたさっきから
何ジロジロ見てるの?
さっさと行きなさいな。
ドン臭いコトしてると、
本当に頭蓋骨ヘコませるわよ! |
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ボスバトル2回目終了 |
ゼロ |
一度ならず、二度までも・・・・。
どうやら
見くびっていたようだな。
次こそ、決着をつける。 |
アンジェリーナ |
お、お待ちを! |
ゼロ |
・・・・?どうした? |
アンジェリーナ |
あ、あなたは、
ゼロ様で、
間違いないのですよね・・・・。 |
ゼロ |
・・・・・・・・。 |
アンジェリーナ |
ゼロ様? |
ゼロ |
オレには、分からない。 |
アンジェリーナ |
え? |
ゼロ |
・・・・先に行く。
あまり待たせるなよ。 |
アンジェリーナ |
あ!ゼロ様・・・・。 |
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ボスバトル3回目終了 |
ゼロ |
くっ・・・・オレの負けだ。
いい勝負だった。
また闘おう。 |
アンジェリーナ |
ゼロ様・・・・。
あたし、分かりましたの。
あなたはゼロ様、
間違いありませんわ。 |
ゼロ |
・・・・・・・・。 |
アンジェリーナ |
子供の頃からお慕いしていた
あなたを目の前にして、
心に芽生えたこの違和感。
それは、
あたしが成長した証拠なのです。
そう、あなたが
変わってしまわれたのではなく・・・・
あたしが大人になってしまった
ということなのです。
あなたは強く、
そして美しかった。
それは紛れも無く、
あなたがゼロ様である証。 |
ゼロ |
・・・・お前がそう言うのであれば、
そういうことなのだろう。
少なくとも、
お前が見た過去の『ゼロ』様は、
今のオレには関係ない。 |
アンジェリーナ |
ゼロ様・・・・
それでは・・・・ |
ゼロ |
・・・・? |
アンジェリーナ |
結婚してください。 |
ゼロ |
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・こ、断る。 |
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