サイバーX |
ゼロ・・君ならできる・・君なら・・ |
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―――サイバー空間 |
サイバーX |
星から生まれた命の輝きも・・ |
M1 IN |
サイバーX |
人を模して作られた機械の叫びも・・思想から芽生える争いの炎も・・
ここにはもう、届かない。
静寂に包まれた、電脳の深淵へとけていく意識の底から浮かぶ光景は、ゼロ、君とともに戦った百年前の戦場の記憶。
聞こえてくるのは、君が百年前に残してくれた最後の言葉。 |
M1 OUT |
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―――オメガとの決戦 |
SE 爆発の音
SE 火が燃える音
M2 IN |
サイバーX |
ぼくは・・ぼくたちは・・誰かを縛り付けるために戦っているんじゃない。
誰かを傷つけるために戦っているんじゃない。
ただ・・誰とでも手をつなぎあわせられる世界を作りたいんだ! |
SE 攻撃音 |
オメガ |
グオオオォォ・・・ |
ゼロ |
オメガ・・もう1人のオレと戦ってやっとわかった。
今までのオレがどんな戦いをしてきたのか。
今までのオレの迷いが一体何だったのか。 |
SE
SE 火が燃える音 |
ゼロ |
今なら言える。
オレの力は破壊するためのものじゃない。
友と、友の信じるものを守るための力だ!
てぇいっ、はっ!とうっ!(オメガを攻撃する)
消え去れ!オレの悪夢よ! |
エックス |
さよなら。ぼくの宿命。 |
ゼロ&エックス |
ファイナルストラーイク! |
SE 攻撃音 長く響く。 |
M2 OUT |
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―――研究所 |
SE アナウンスが流れている。 |
科学者 |
完全封印までもう時間がありません。
すでに機能停止が始まっているので満足な会話などできるかどうか。 |
エックス |
ゼロ。 |
ゼロ |
エックス・・か。 |
エックス |
はああ・・・君はこれでいいのかい?
今までみんなのために戦ってきたというのに・・こんなのって。 |
ゼロ |
オレがいる限り・・血塗られた歴史は繰り返される。 |
エックス |
そんな・・何言ってるんだゼロ! |
ゼロ |
オレは・・いつも考えていた・・。誰のために・・何のために・・オレたちレプリロイドは殺しあわなければならないのかと・・。そんなときでも・・お前は人間たちを信じ続けていた・・。オレは友としてお前を信じている・・。だから・・お前の信じる人間たちの言葉を・・信じたい。 |
SE サイレン アナウンスが流れて最終カウントダウンが始まる。 |
エックス |
やめろ!今すぐ封印をやめてくれ! |
ゼロ |
いいんだ・・エックス・・あと・・半分は・・。 |
SE アナウンスがカウントダウンを告げる。
SE ガシャン! |