―――オメガとの戦い |
M1 IN
SE
SE 叩きつけられる音 |
レヴィアタン |
ああーーーっ!(オメガの攻撃を受けるレヴィアタン) |
ファーブニル |
やりやがったな・・ふっとびやがれえ! |
SE ランチャーを放つ音 |
ファーブニル |
おらおらおら!うぐわーー!(オメガに攻撃されるファーブニル) |
オメガ |
グオオォォォ・・・。 |
M1 OUT
M2 IN |
ハルピュイア |
ダークエルフの解放はかつて悪魔のレプリロイドとして世界を恐怖させたオメガの共鳴を呼んだ。
ドクター・バイルという名の亡霊がオレの前に姿を現した時、ネオ・アルカディアという理想が血塗られた戦いの果てに生まれた、幻想に過ぎないことを知った。
だが、共に生を受け戦い誓った友が、極限を争った宿敵が幻だとしたら・・。・・そんなはずはない。ならば、この世のすべては幻想だ。
あらゆる権力が、あらゆる野望が、狂気に満ちた歴史の扉を、今、押し開こうとしていた。 |
M2 OUT |
|
|
――ネオ・アルカディア |
M3 IN |
エックスとバイルの帰還で騒然としているネオ・アルカディア内部。 |
|
「応急階センター!」
「代表団が?こっちにまわせ。」
「エックス様が帰還されました!」
「あのバイルが・・一緒とはどういうことじゃ・・。」
「まずは・・データを揃えて検討しないと・・。」
「強制連行すればいいだろう!」
「それが・・追放解除を発表し、政府要人として迎え入れろと・・エックス様から命令が出ています。」 |
SE 足音 |
ハルピュイアの部下 |
(ハルピュイアに駆け寄る)ハルピュイア様・・エックス様が! |
ハルピュイア |
(歩きながら)・・ファーブニルたちの容態はどうなっている? |
ハルピュイアの部下 |
それが・・ドクターバイルの指示が最優先で割り込みまして。整備班、医療班ともに手が空いていない状態で・・。 |
ハルピュイア |
なんだと・・!? |
SE 足音 ハルピュイア急いで歩いていく。 |
|
――メンテナンスルーム |
SE ビイィィーッ
SE 扉が開く音
SE 足音 |
人間 |
ハルピュイア様。 |
ハルピュイア |
お前達・・!三人だけか。 |
人間 |
はあ、御二人が重傷を負ったとのことで駆けつけました。
このようなときにしか我々人間にできることなどありませんから。 |
ハルピュイア |
すまない。・・で、どうだ? |
人間 |
はい。我々にできるかぎりの処置はしたのですが、転送完了と同時に意識を失われたようで、今も、危険な状態が続いています。
いつ目覚めるかは・・我々にも・・。 |
M3 OUT
SE ビィイー
SE 扉が開く音
SE 歩いてくる足音
M4 IN |
イナラビッタ |
あーっ、なんだあ、やっと戻ってきたのかハルピュイア。
空飛べるくせにやることトロイなぁー。
オラ!さっさとこのクズ鉄二人連れて部屋空けろよな! |
ハルピュイア |
なんだと・・! |
マンティスク |
ギィーチギチギチギチギチ・・。
なんならこいつらばらすの手伝ってやろうか?
いつまでたってもレジスタンスどもに決着つけられないってんじゃ、そろそろお前らもお払い箱だな。
能無しにエネルギーやるほど、ネオ・アルカディアも余裕ねえんだよぉ。 |
ハルピュイア |
口を慎め!(一喝する)この二人は百年前の悲劇を繰り返さぬよう、あの悪魔のレプリロイドに立ち向かっていったんだぞ! |
ケルベリアン |
ゴルルゥゥア・・・!ごちゃごちゃうっせえぞ、そこのちっこいの!
オレたちはバイル様の出迎えに行かなきゃならねえ。てめえの相手なんかしてる場合じゃねんだよ! |
ハルピュイア |
バイル・・様・・だと?貴様ら・・一体何があったと言うんだ! |
フォクスター |
おっほほ・・。あなたがのんびり遊んでいる間に、バイル様が私達をパワーアップしてくれたのよ。
うん・・なんだかすっとして・・いーい気分。ほーほっほっほっ・・・・! |
イナラビッタ、フォクスターたちの笑い声が響く。 |
ハルピュイア |
何っ! |
イナラビッタ |
頭の回転までおせーなあ。
どこかのノロマがゼロとかいうヤツにてこずってるってゆうからさあー、おいらたちがちゃちゃっと片付けてやろうって・わ・け。
オラ!バイル様の研究用に場所もたりねーんだ。
さっさとどけよ、ノロマあ! |
ハルピュイア |
くっ・・。すべてバイルの仕業か・・。
これ以上ネオ・アルカディアを、人間たちの未来を、貴様の放縦な正義に委ねるわけにはいかん! |
M4 OUT |