ユグドラシルのわがまま眠り姫

慈愛に満ちたネオ・アルカディアの象徴。しかし、その実態は・・・。





今回はあるキャラクターへの突っ込みです。

タイトルがこうなったのは、
そのキャラクターが『塔の最上階にいる眠り姫』だから。


その生贄となったキャラクターは・・・



























オリジナルエックス!!






ご存知ネオ・アルカディアのアイドル…もとい象徴であり、
ネオ・アルカディア四兄弟のおっかさん。

その身から最強の戦士たち・・四天王を生み出し、
サイバーエルフ化して様々な聖なる力を発揮する、
何でもできる万能ぶり。

さらに、
ダークエルフを封印するため、自分の体を器として差し出すなど、
自分より他人を第一に考える心優しい性格・・・など
優しく慈愛に満ちた
パーフェクトな癒し系キャラクター。






が、
行動や言ってることをよーく見ると、
かなり突っ込みどころ満載なお方です。





















突っ込みポイント その@


「ごめんね…」



爆発からゼロを守り、サイバーエルフの姿で現れ、
世界の平和をゼロに託して消えていくオリジナルエックス。











それはいいんですが、




















何故、
敵の大群の真ん前に
ゼロを置き去りにしたまま
行ってしまわれるのですか?












ついでに言うなら、
ゼロはこの後
一年間も
ネオ・アルカディアの追撃から逃げまわるはめになります。






ネオ・アルカディアの追撃・・・
それは一言で言えば、
エックス(コピーエックス)の弔い合戦みたいなもの。




エックスのための戦いなら、
エックス自身が
ネオ・アルカディアを説得してくれれば、
ゼロは無駄な苦労をせずに済んだと思うのは
筆者だけですか?


























突っ込みポイント そのA

「ベビーエルフたちは
ハハに会うためなら、なんでもする
人の心をゆさぶり、
うんめいをくるわせる・・
ハハである、ダークエルフに・・
ボクがふういんしている
ダークエルフに
会いたいがために・・ね」



遺跡でゼロと再会したオリジナルエックスは、
託宣のごとき意味深な言葉を呟き、
そのまま消えていきます。















…重要なことは
さっさと話しておいた方がよいのでは?


というか、
こんな危機的状況を
「波乱の予感・・こーゆー雰囲気ってわくわくしちゃうvv」
って感じに、楽しんでるんですか??

























突っ込みポイント そのB

「おねがいだ、ゼロ・・
今すぐ、ネオ・アルカディアに
来てくれないか・・」



ダークエルフに魅せられたエルピスを止めてほしいと頼まれて、
ゼロはエルピスからオリジナルエックスを救うために、
ユグドラシルに向かいます。







そんなゼロを迎え討つ











敵の大群、四天王、
難解なトラップの数々…









・・・本当に
助けに来てほしいんですか?







・・・ゼロのところに現れるついでに、
ハルピュイアのところにも現れて、一言言っておいてくれれば、
少しは楽に進めたと思うのですが・・・・・・・。



それとも、ハルピュイアに
「ボクを狙ってエルピス(とゼロ)が乗り込んでくるから、
思いっきり警護を強化してねV」

って命令してたのですか?

























突っ込みポイント そのC

「いけない!
バイルはキミのカラダに
ワナを!」


コピーエックスの体がバイルによって細工されていたことを
知っていたオリジナルエックス。


だったら、
一刻も早く教えてあげればよかったのでは・・・。

今まで一体何をしてらしたのでしょう・・・。





もしかして、
ゼロとコピーエックスが戦ってるのを、
「どっちもファイト!」
・・・って、
無邪気に応援してたのですか?
























突っ込みポイント そのD

「本当にタイセツなものが何なのか
キミには、わかっているはずだから・・
さあ・・ゼロ!」

四天王と現れたオリジナルエックスは、
ゼロを激励し、
オメガを破壊するように言います。






自分の手を汚さず、
かといって四天王にもとどめをささせず、
あくまでゼロ自身に
オメガ(ゼロのオリジナルボディ)を
破壊させる・・・








自分の体を守れなかったゼロへの仕返しなのか?
と思わんばかりの
エックス様のきついお言葉。


そんなにゼロが許せませんか?




そんなエックス様のお言葉に、
何らためらいもせず、自分のオリジナルボディをさくっと壊す
ゼロもある意味すごい。
さすが伝説の英雄だけあります。









さらに言えば、
ハルピュイアたちが現れるタイミングといい、
エックス様ご来臨のタイミングの良さといい、
見事なまでにエックス様のシナリオどおりに進んでるような・・・。








四天王はゼロそっくりのオメガを『オメガ』と認識していた
(知らなかったら混乱しますね)

つまり前もって、オメガの正体をエックス様から聞いていたことになりますね。


四天王やシエルたちには
オメガのことを素直に話したくせして、
当の本人であるゼロには、
最後の最後になるまで、話さなかったエックス様。




もしかして台本でも作って、
「お願いだから、このとおりにしてねVV」
と、ハルピュイアたちに渡して、
ゼロがオメガと死闘を繰り広げてる間、
ハルピュイアたちと呑気にリハーサルでもしてたんですか?





















・・・とまあ、
突っ込み続けたらきりがないので、この辺でやめておきます。















これらの行動の理由を考えてみると・・・

(1) ゼロを苦しめたい(←百年間自分を一人にしたことをまだ根にもっている)

(2) 後先考えずに行動してる(←つまり何も考えてない)

(3) 天然系トラブルメーカー(←本人に悪気は全然ない)

(4) 完全な愉快犯




さあ、どれでしょう?

























お釈迦様もとい、
エックス様の手のひらで踊る
ゼロや四天王、大勢の悪役たち・・・























わがままは聞いてやろう・・
しばらくは、オレにまかせて
ゆっくりやすめ


エックス様のわがままのために、敵の大群と死闘を演じてみせるゼロ。








「せっしゃのいのちに・・かえても・・
エックスさまの・・もと・・には・・
おぬしも・・みちづれにしてやる!」


エックス様のためなら、道連れ自爆も厭わないファントム。









「さ・・させんぞ・・」

どんなに傷つき倒れても、
エックス様を守るために、不死鳥のごとく復活するハルピュイア。








そして、
エックス様のために戦い散っていく、
ヘラクリウスをはじめとする多くの戦士たち(ザコも含)。































「●の価値は男の数で決まるのよ!!」
(ショ●ニの坪井●夏風に)
































エックス様…
やっぱりあなたは最強です。











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