負けの美学
ネオ･アルカディアの戦士たちよ、永遠なれ！！

ハルピュイアたち四天王を筆頭とする
ネオ・アルカディアが誇る大勢の戦士たち。

だが敵である以上、
しょせんはゼロを引き立たせるためのやられ役。



しかし
それだけでは終わらないほどの
強烈な印象を持つ彼らの負けっぷりに焦点を当てて、
散り際も美しい彼らの負け台詞を
ランキング形式で
筆者なりにセレクトしてみました。

ぜひゲームで再確認してみてください。




ちなみに
評価は以下のようになっております。

彼らの見事な負けっぷりは素晴らしいの一言。
それでは行ってみましょう。

次点

・・わたしは・・ふしちょう・・
オマエがツミをつぐなうまで・・
わたしは・・
なんどでも・・よみがえるだろう・・
ウッ・・ウオーーーーッ
（フェニック・マグマニオン：ミッション『動力炉』）

ただでは死なないとばかりに
息絶え絶えになりながらも、
かっこつけた台詞をさらりと言う・・・
元上司のファントム様には
遠く及ばないものの、
この命がけのパフォーマンスはスゴイ。

同じく次点

いやーーーホントにたのしいゼー
ありがとよーゼロ
やっぱ、これぐらい
はごたえがないと、やった気がしねーや
へっへー
つぎ会うときは、もっとあつくやろうゼ！
じゃ、な！！
（闘将ファーブニル：ミッション『エルピスの追跡』）

任務をほったらかして
ゼロに戦いを挑んだファーブニル。
負けてもあっけらかんとしてる
ところがいい感じ。
「へっへー」や「じゃ、な！」も
いい味を出しています。

第10位
ケケケケケケロッ！！
ここはどこーーーー！？
ワタスはだれケローーーー！！！
ゲロゲローーーグワーーーーッ！
（バーブル・ヘケロット：ミッション『ユグドラシル』）

なんとも古い言い回しが乙な台詞。
それを本人はいたって
真面目に言ってるところが
さらに笑いを誘います。

第９位

バ、バカな・・このオレさまが・・
ハッ、ハルピュイアさま・・
オレの力がいたらねぇばかりに・・
めんぼく・・ねぇ・・
ぐはっーーー！
（パンター・フラクロス：ミッション『物資強奪』）

フラクロスの負け台詞。
ネオ･アルカディアの戦士としての
誇りと義理堅さを見せつけた
美しい散り際はお見事。

第８位

っく、まさか、ここまでとは・・
ゆだんした・・
このかりは、
いつか　かえさせていただく・・
さらば！
（賢将ハルピュイア：ミッション『コルボー・チームをさがせ』）

時代がかった口調や言い回しを駆使して、
負けたにも関わらず、あくまでかっこつける・・・
ハルピュイアのキザっぷりがよくわかります。

第７位

あっ・・あきらめねぇゼ・・
いつか・・かならずオメーを
ぶちのめしてやるからなーーーっ！
おぼえてやがれ、このヤローー！
（闘将ファーブニル：ミッション『炎の神殿』）

負けてもなお闘志を燃やす
ネヴァーギブアップの精神が素晴らしい。
さすが闘将。

どこかのガキ大将みたいな
言い回しもナイス♪

第６位

あ、あにうえーーー！
あなたのかたきはーーー
うてませんでしたーーーーーー！
（クワガスト・アンカトゥス：ミッション『爆撃機』）

兄の無念を晴らそうとするものの返り討ちにあい、
散っていくクワガストが叫んだ台詞。

兄弟愛を見せつけ、
さらに語尾を伸ばして叫んでるところが
なかなか味わい深い台詞です。

第５位

「な、なにがおこったんだーーーっ
あっ、あにうえーーー！！」
「ワシらはーーー
あやつられてーーーっ！
いたんだーーーーーっ！！
ウガガガガーーーーーーッ！！」
（アンカトゥス兄弟：ミッション『ユグドラシル』）

正気に戻った
アンカトゥス兄弟の負け台詞。

ポイントは
兄弟仲良く語尾を伸ばして
思いっきり叫んでるところでしょう。

これによって
芸術度と間抜け度がさらにポイントアップ。
２人（２体）とも真面目だけに
かなり笑えます。

第４位
い・・いそげ、ゼロ・・
あのおとこからエックスさまを・・・・・・
世界を・・守ってくれ・・・・
（賢将ハルピュイア：ミッション『風の神殿』）

エルピスに敗れただけでなく、
ベビーエルフに操られて無駄な戦いをした挙句、
ゼロにまた負けるという失態をしながらも
エックス様への忠誠一直線な台詞で
やっぱりかっこつける。

これによって
今までの失態がすべてチャラになり、
より美しい負けにしています。
その手腕はさすが！
としか言い様がありません。


また、
エックスの安否が絡むと
とたんに態度を一転させるハルピュイア。
その潔さやあっさりしてるところもポイント高し。

第３位
ま・・まさか・・
こ、このせっしゃ・・が・・
し、しかし・・
せっしゃの　いのちに・・かえても・・
エックスさまの・・もと・・には・・
おぬしも・・みちづれにしてやる！
うがぁあああーーーーっ！！
（隠将ファントム：ミッション『ネオ・アルカディア本部』）

負けてもただでは終わらないファントム様。

自分の負けをチャラにすべく
ゼロを道づれにしようと自爆を試みるという
なんとも芸の細かい負け様。

エックスのためなら自殺も厭わない・・・
その健気さも涙をさそいます。


最後に思いっきり叫んでるところも
さりげなくポイント高く、味わい深いです。

第２位
わたしは、
どんどんおろかな女になっていく・・
あなたとたたかうこと以外・・
かんがえられなくなっていく・・
でも・・しあわせよ
あなたをいつか・・
この手で、ひきさくことをユメ見ながら・・
しばらくは、生きていくとするわ
じゃ・・また・・ね
（妖将レヴィアタン：ミッション『氷の神殿』）

なんというポエジーでしょう。
言い回し、妖しさ、
ゼロに対する情熱や闘争心を
切々と散りばめているなど、
メロドラマの見過ぎじゃないかと思われる
もう芸術としか言いようがない
素晴らしい台詞です。


負けながらも、
戦いを楽しみ、自らの負けに自己陶酔する
レヴィアタン自身もすごい。

第１位
・・ふ、ふかく・・
しかし・・本当のしょうぶはこれからだ
せっしゃが工場にしかけたバクダンは
まもなく爆発する
バクダンが爆発すれば
工場は使いものにならなくなろう
かいじょ出来るものなら
やってみるがよい・・
では、さらばだ！！
（隠将ファントム：ミッション『工場をまもれ』）

これぞ究極の負け台詞。

勝っても終わりじゃなく、
爆弾解除イベントのスタート
というオチつき。


絶妙な言い回しもさることながら、
いきなりステージの最初でボス戦スタート
という荒業をやってのけたあげく、
爆弾を仕掛けてさらに苦しめるという
いたれりつくせりの演出も素晴らしい・・・。

最後に、


このような素晴らしい
戦士たちを多く生み出した


ネオ・アルカディアと
その象徴エックス様に万歳。

完








戻る。