ロックマンゼロ4 名(迷)台詞集

あえて漢字変換はせずに、オリジナルそのままに載せてあります。


シエル

人間とレプリロイドを守るために、ゼロたちと共に荒野を巡っていたシエル。
本作では、自分たちの戦いが招いた現状を知り、自分たちの正義に苦悩するという試練がシエルに与えられる。
だが、それでも物事を前向きに考えて、自分にできる事をしようと頑張るところがシエルの魅力であり、ゼロもそんなシエルだからこそ傍で支え続けているのかもしれない。


(ネージュにレジスタンスが危険な組織だと言われて)

キケンだなんて・・
わたしたち、そんなつもりじゃ・・



ショックを受けるシエル。
ずっとレジスタンスの仲間と暮らしてきたために、世間(ネオ・アルカディア)ではレジスタンスがどう思われてるか知る事もなく、また知らなかった事が窺える。





(ネージュにネオ・アルカディアの惨状を聞かされて)

・・そんな・・それじゃ
わたしたちが したことは・・



イレギュラー認定されたレプリロイドを守るために戦ってきたシエル。
だがその結果、平穏に暮していた人間たちの生活を壊してしまった。
自分たちのした事が招いた現実を知り愕然とする。
その苦悩は計り知れない。



(キャラバンと別れた後、ゼロにネージュ達が気になるのかと聞かれて)

・・ええ・・
集落に集まった人間たちが
レプリロイドを きらっているって・・
・・わたしは・・わたしたちは・・
レプリロイドのために
戦ってきたけど・・
レプリロイドが ほかの人間に
そう思われているなんて
知らなかった・・



自分たちの戦いが、関係のない人間たちを巻き込み、彼らの生活を壊していた。
人間にとって、レジスタンスそしてレプリロイドは自分たちの生活を壊した憎い存在でしかない。その事実を知り、落ち込むシエル。





・・やっぱり わたしたちも
エリア・ゼロに
行きましょう
人間たちが 自分のチカラで
バイルのシハイから
ぬけ出そうとしている・・
なんとか チカラに
なってあげたいの



ネージュたち人間に快く思われてないことを承知で、彼らを助けようと決意するシエル。
苦悩しながらも戦い、平和を求めようと自分の道を模索するシエルの姿は、エックスを思わせる(人間版エックス?)。



(ステージ『エリア・ゼロ』の最初にて)

ええ・・エイゾウもちゃんと
とどいてきてるわ
すごい・・
こんなに自然のある場所が・・
この地上に できていたなんて・・


エリア・ゼロの自然に感動するシエル。
この時代では、自然の植物や森林は珍しいものだという事がわかる。





(ゼロに指示を頼むと言われて)

あっ・・ごめんなさい・・!

自然の光景に夢中になって、本来の目的を忘れかけていたシエルはゼロの言葉ではっとする。見ていて微笑ましいゼロとシエルのやりとり。



(ステージ『エリア・ゼロ』クリア後)

・・それじゃあ、
じゅんびができたら
さきに 集落に行ってて・・
わたしもすぐに トレーラーで
あとを おうわ



ゼロに先に人間の集落に行っててくれと言うシエル。
・・トレーラーで行く距離を走っていけと?プロローグを見る限り、トレーラーの方がゼロのダッシュ走りより速いと思うのですが・・・。
さらに『自分はトレーラーで後から行く』・・って・・・・(^^;)。
シエルさんの魔性の女ぶりが伝わる台詞です。
ロクゼロ3で元祖のエックス様が引っ込んだために、なおさら際立ってますね(笑)。



(サイバーエルフの名前に『シャリテ』を選ぶ)

ハクアイって いみなんだけど
名前どおりの やさしいエルフに
そだってほしいわ

シエルの優しい性格がわかる台詞である。



(ラファールにあんたらは自分たちのために戦ってるんだろうと言われて)

・・・・えっ・・?


失いたる者たちの叫び。
どれだけこの地上を痛めつければ気がすむんだと言われて、ショックを受けるシエル。
かなりがーんとしたと思います。





(ラファールに人間たちはレプリロイドを信用しちゃいないと言われて)

・・そ、そんな・・
わたしたちは あなたたちを
守ろうと・・!


必死に弁解するシエル。
だが、大切なものを失った人間たちにその言葉は届かない。



(コマンダールームで)

・・・・・・ゼロ・・・・
わたし・・・・・・



大切な仲間たちを守るため、イレギュラー認定され不当に処分されるレプリロイドたちを助けるために戦ってきた。
だが戦いに勝利した結果、招いたのは良い結果ばかりではなかった。
自分たちの正義が招いた人間たちの現状。
レジスタンスを率いるリーダー、そして一人の人間としてのシエルの苦悩。
それは、言葉では言い表せないほどだったのだろう。





(ゼロにお前にできることをやるべきだと言われて)

・・・わかったわ
自然を・・エリア・ゼロを
守りましょう
きっといつか・・集落の人たちも
わかってくれる・・よね・・?


ゼロに励まされてシエルは決意する。
いつかきっと集落の人間たちにも理解してもらえる・・そう信じて。



(8ミッションに入る前にシエルと話をする)

集落の人たちが
わたしたちのことを
うらむのも 無理はないわ・・
人間を守るなんて言っても
リカイできないのは
とうぜんかもしれない・・
でも・・
今のわたしたちに
そのゴカイを とくだけの
時間はないわ・・
・・今は バイル軍に
たちむかうことで
わかってもらうしかないわ・・



集落の人間たちの態度を目の当たりにして、改めて自分たちに対する彼らの怒りの深さがわかったシエル。それでも彼らを救いたい・・。
それは、シエルなりの彼らへの償い、そしてけじめであり礼儀なのかもしれない。






(この後、再びシエルと話をする)

時間はないけど・・
集落の人たちが
わかってくれるまで
わたし、がんばるわ
きっと いつか・・
思いは 伝わるよね?
ゼロ・・



人間たちに対するけじめをつけようと決意するシエル。
最後にゼロに同意を求めているのは、やはり不安だからかもしれない。



(ミッション『セキュリティシステムのハカイ』クリア後)

人間のすがたのない 都市って・・
何か さみしいものだわ・・
わたしたちが戦いにかったとしても
人間と レプリロイドが
あゆみよらないかぎり、
こういうけしきは
なくならないのかもしれない・・
ゼロ・・がんばりましょう
人間と レプリロイドの
未来のために・・!



今までレプリロイドのために戦ってきたシエル。
『人間とレプリロイドの未来のために』・・と言っているところに、今までとは違うシエルの心境の変化が見て取れます。
今までレプリロイドたちと生きてきたシエルは、ある意味世間に疎くなり、人間という生き物を忘れていたのかもしれない。人間――ネージュたちとの接触は、シエルに改めて人間とレプリロイドの共存を考えるきっかけになったのかもしれません。



(ミッション『人工たいようの無力化』クリア後)

おつかれさま、ゼロ・・
カラダの ちょうしは
だいじょうぶ?
いくら ゼロでも
あんな コウネツの中で
ずっと戦うのはキケンだもの
わたし・・ずっとしんぱいで・・
でも・・無事でよかったわ


帰ってきたゼロの身を案じるシエル。
非力な人間ゆえにゼロを傍で守ってやることができないことが、シエルにとっては辛く、歯がゆいと思われる。



(ミッション『しんしょくのソシ』クリア後)

・・機械でできた しょくぶつ・・
自然をまもるためのギジュツが
自然をむしばんでいく・・
わたしたちの 科学は
そんな ゆがんだモノまで
生み出してしまったのね
科学者の わたしには・・
つらいコウケイだわ・・


科学は人間とレプリロイドの未来を照らす光でありたい、と願うシエル。
シエルの科学者としての誇り高さと聡明さを感じる台詞。



(ミッション『ドリル型センスイカンのテイシ』クリア後)

このエリアのボスが・・
あのファントムの
部下だったなんて・・
ファントムもまた・・
わたしたちとの 戦いで
イノチを おとしていったのよね・・
やっぱり・・わたしたちが
戦うと かなしむヒトが
ふえてしまうのかしら・・


驚くと共に、悲しげに言うシエル。
かつてレジスタンスの前に立ちはだかり、戦い散っていった四天王ファントム。
クラーケンはファントムの仇を討つ為に、自らゼロの前に立ちはだかり戦い倒れていった。
そのクラーケンの姿に、自分たちの戦いによって招いた、ネオ・アルカディアと人間たちの現状を重ねて、思い出していたのだろう。



(ミッション『ネージュのきゅうしゅつ』を選択)

・・・・・・ねえ・・ゼロ・・
・・・・本当に このままで
いいのかしら・・



おずおずとゼロに聞くシエル。
トルナードたちのネージュへの疑いや不信感を知っているゆえに、ネージュを助けたとしても、今までのようにネージュの居場所は集落にはないのかもしれない・・と考えたのかもしれない。





(集落の人間たちのことか?とゼロに聞かれて)

ええ・・
このまま ネージュさんを
助けることができても・・
集落の人たちの心を
かえることが できなかったら
何のイミもないのかなって・・
人間が レプリロイドを
きらっているって聞いて
ずっと考えてるの・・
わたしたちの やり方で
本当に 平和な世界が
作れるのかしら・・



今まで自分たちがしてきた事に不安を感じ、ゼロに問うシエル。
また、ネージュを助けても、ネージュに不信感を抱いてる集落の人間はどう思うのか。
シエルが頭の中で様々な事をめぐるましく考え、悩んでいるのがわかる。





(集落の青年に人間に力を貸してくれと言われて)

・・・・ゼロ・・!


人間たちが初めて心を開き、そして力を貸して欲しいと、自分たちを頼りにしてくれた。
自分たちを信じてくれた事に歓喜するシエル。





(監獄に転送されるゼロに)

ゼロ・・・・
ゼロ・・・・
かならず・・
かえってきてね・・



出撃するゼロに『必ず帰ってきて』と、珍しく念を押すシエル。
人間とレプリロイドがわかりあえる日は遠くない。
その日をゼロと一緒に迎えたいと思ったのかもしれない。



(ミッション『ネージュのきゅうしゅつ』クリア後)

・・・・わたしたち・・
人間のチカラに なれたのよね・・?
人間の助けに なれたのよね・・?



自分たちは人間たちの力になれた・・・!
喜ぶものの、感激のあまりそれが今ひとつ実感できないのか、ゼロに何度も問うシエル。
嬉しさを隠し切れないシエルの気持ちがよくわかる。



(クラフトがネオ・アルカディアごとバイルを攻撃すると聞いて)

レジスタンスのみんなを
ネオ・アルカディアあと地に
あつめて!
人間やレプリロイドを
ネオ・アルカディアから
ひなんさせるの!
むりやりでも かまわない!
ひとりでも多く・・助けて・・
おねがい・・!
もう・・これいじょう・・
わたしたちの戦いで・・
キズつかないで・・・・・・



ジョーヌを通じてレジスタンスたちに指令を出すシエル。
自分たちの戦いで、これ以上関係のない人間やレプリロイドが巻き込まれて犠牲になることを避けるために。
無理やりでも・・というところに、シエルのあせりが窺える。





(ゼロに『最後まであきらめるな』と言われて)

ゼロ・・!


ゼロの言葉にどれだけシエルが勇気付けられたことだろうか。






(ラグナロクに転送されていくゼロを見送って)

ゼロ・・・・
かえって・・きてね・・・・



ゼロに一縷の望みを託すシエル。
多くを語らずとも、二人は強い絆で結ばれている。



(エリア『ラグナロク制御室』クリア後、ゼロに大丈夫かと聞かれて)

・・・・ええ・・・・平気よ・・
ちょっと・・
つかれちゃったけどね・・



本当はすごく疲れた様子だが、気丈に振舞う。
だが最後に本音がぽろりと漏れるのは、ゼロが心を許せる存在だという証拠。
ゼロはシエルにとって一番の理解者であり、頼れるパートナーである。



(ミッション『プログラムのハカイ』クリア後)

ついに ここまできたわね・・
つぎのミッションで
ラグナロクを 止められなければ
エリア・ゼロの・・
この地上の わずかな自然を
全て うしなってしまう・・
ゼロ・・しっぱいは しないよう
しっかり じゅんびをして・・
そして・・
生きてかえってきて・・



最終決戦は近いと、シエルはゼロにしっかり準備をして・・とアドバイスする。
シエルにとってゼロは大切な人(レプリロイド)なのだという事、ゼロとシエルの絆を感じ取れる台詞です。



(ミッション『ラグナロク・コアのテイシ』を選択)

ゼローーーーーー!


転送されたゼロに叫ぶシエル。
ゼロが無事に戻って来てくれることをひたすら願うが・・・。



(バイル第1形態戦終了後)

・・ゼロ!もうゲンカイ高度だわ・・!
これいじょう 落下スピードが 上がったら
ゼロを 地上に 転送できなくなってしまう・・!
おねがい!もどってきて!



バイルを倒してもなお、落下が止まらないラグナロク。
シエルはゼロの身を案じ、あきらめて戻るように叫ぶが・・。





(バイルごとラグナロクのコアを破壊すると言うゼロに)

そんな・・ゼロ!そんなことをしたら・・あなたは・・!


ゼロの決意を知り、驚くシエル。





(オレを信じろと言うゼロに)

ゼローーーーーーーー!!


ゼロの名を叫ぶシエル。
ゼロの無事を、生きて自分のところに帰ってくる事を願って・・・。



(最終戦終了後)

ゼロ・・!ゼロ・・・・!
へんじをして・・!
ゼロ・・・・・・おねがい・・・・
へんじを・・・・して・・・・



ゼロに必死に呼びかけるシエル。
しかし通信回線は応答しなかった・・・。





(ゼロが戻ってこなかった事に動揺する皆に)

・・だいじょうぶ・・・・
ゼロは・・・・
ゼロは・・きっと生きてる・・・・

わたしたちの ために・・
きっと かえってきてくれる・・!


そう言って走り去るシエル。
動揺する皆を元気付けるため、悲しみを隠して笑顔で言う様子がいじらしいです。



(エンディング)

ゼロ・・
あなたは わたしを・・
わたしたちを
信じて戦ってくれた・・
だから・・今度は
わたしたちが ゼロに
こたえなくちゃいけない・・
見ていて・・ゼロ・・
みんなを・・きっと
しあわせに してみせるわ・・
人間と レプリロイドが
手を とりあえるような・・
平和な世界を
見せてあげる・・
だから・・ゼロ・・
ぜったい かえってきて・・
わたしは・・
あなたを・・・・・・
ゼロを信じてる・・・・・・!



ひとしきり泣いた後、立ち上がって空を見上げるシエル。
再会の日を信じ、前向きに生きていくと、目の前にいないゼロに語りかけるシエル。
こうして、百年の時間を超えた戦い、そして人間とレプリロイドの絆を綴った物語が幕を閉じた。



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