ロックマンゼロ4 名(迷)台詞集

あえて漢字変換はせずに、オリジナルそのままに載せてあります。


クラフト

アインヘルヤル八闘士を率いて、ラグナロク作戦を実行する戦士。
現状を憂い、人間とレプリロイドを守るために、不本意ながらもバイルの軍門に下った。その心はかつて自分が信じた正義と今の自分の正義の狭間で揺れ動いている。


(血気にはやるアインヘルヤル八闘士を諌める)

・・オマエたち、もう時間だ
そこまでにしておけ

今回はエリア・ゼロの
チョウサが目的だ
よけいな 戦いは キョカしていない



颯爽と現れて、アインヘルヤル八闘士に言うクラフト。
できるだけ無用な戦いは避けようとするその行動は、バイルに仕える戦士ではない、本来のクラフトがそうさせたものなのかもしれない。





(ペガソルタ・エクレールに目の前の敵を放っておくのかと聞かれて)

やはりエリア・ゼロを・・
これだけの自然を ハカイするには
ラグナロクのチカラが ひつようだ
ラグナロク作戦がはじまってしまえば
たかが 1体のレプリロイドに
止めることなど できはしない
あいてにするだけ 時間のムダだ



目の前のゼロを無視して、アインヘルヤル八闘士に淡々と語るクラフト。
あえて障害となりうるかもしれないゼロをここで抹殺しないように仕向けたのは、クラフトの中にバイルとラグナロク作戦への迷いが多少なりとも残っていたからかもしれない。





(ゼロにお前達は一体・・?と聞かれて)

・・オレの名は クラフト
ネオ・アルカディアに・・
いや、バイルさまにつかえる
戦士だ



・・の部分に、クラフトの心の迷いやためらいが感じられる。





わかるか?ゼロ・・
オマエひとりでは
もう、どうにもならんことを・・
バイルさまは オマエなぞ
すでに テキではないと
考えているのだ

オマエも すぐに気づくはずだ
世界は バイルさまのモノ
だということに・・
・・・・もはや・・・・
ひとりのチカラでは
世界は かえられない・・
・・セイギなど・・・・
ものがたりの なかくらいにしか
存在しないということをな・・・・



一人の力では世界は変えられない・・と、どこか悲しげに言うクラフト。
それはネオ・アルカディアの現状を目の当たりにして、 現実の残酷さを思い知ったゆえか。





・・ゆくぞ
ラグナロク作戦をカイシする



アインヘルヤル八闘士に言い放ち、颯爽と去るクラフト。
その姿に、ヒート・ゲンブレムあたりは憧れの眼差しで見つめていたと思われます(^^;)。




(人間の集落にて)

・・・・ここにも カノジョは
いなかったか・・



襲撃の合間に、火事場泥棒よろしくネージュ探しをするクラフト。
思いっきり私情が入ってるように思えたのは筆者だけですか?(^^;)





(ゼロにバイルの命令とはいえ人間の集落を襲うというのかと聞かれて)

・・・・そうだ
いまや、バイルさまは
すべてのエネルギーと しげんを
その手に にぎっている
人間も・・レプリロイドも・・
もはや バイルさまのもとでしか
生きることはできない
だが、それをリカイできない
おろか者たちが われわれに
かち目のない戦いを いどんでくる・・
オマエや ここの人間たちが
テイコウを続けるかぎり
ギセイシャは なくならないのだ!



バイルの元で生きていくしかない。
それは、クラフトなりに悩み苦しんだ末に出した結論。




(ゼロに敗れて)

さすがだな・・・・ゼロ
これが伝説のレプリロイドの
チカラか


伝説のレプリロイドの力を目の当たりにして感想を漏らすクラフト。
さすがだとゼロに言うあたり、相手の実力を認める寛容さも持っているのがわかる。





(ゼロに別の目的があるようだと言われて)

そんなものはない・・
今も むかしも・・オレは
人間のために 戦ってきた!
エリア・ゼロと
この集落は 平和のための
いけにえと なってもらう
バイルさまに さからうことの
おろかさを・・人間たちに
知らしめるために!



まるで自分に言い聞かせるかのように答えるクラフト。
そうすることで、今の自分の行為に正当性を見出し、自分自身を納得させたかったのかもしれない。





(ネージュとの再会)

・・・・・・ネージュ・・・・
やはり、ここにいたのか・・



捜し求めていたネージュとの再会。
だがそれは、お互いの立場上、二人にとって皮肉な形の再会となった。





(ネージュに私に約束したでしょうと言われて)

・・ああ、たしかに
ヤクソクした
だからオレは こうして
キミを 守りにきたんだ



オレについてこいとばかりに、問答無用でいきなりネージュを連れ去るクラフト。
クラフトのオレ様主義な性格を垣間見れる貴重な台詞。



(監獄にて)

・・そしてオレも、
真実を 人々に伝えようと 戦う
ひとりの人間をすきになっていった・・



タイミングよく現れるクラフト。
もしかして立ち聞きしてたんですか?





ネージュ・・キミは あの時から
かわらないな
自分がやると きめたことは
どんなに キケンでも
やりぬこうとする



ネージュとの出会い、お互いの理想を語り合った時間。
それらは、クラフトにとって大切な思い出であり、心の支えである。
だが多くの過酷な現実を経て、今の自分はあの頃とすっかり変わってしまった・・・。
そんな自分に迷いと戸惑いを抱くクラフトは、ネージュが変わっていない事にどれだけ安堵したことだろう。





(ネージュに今はバイルの言いなりなのねと言われて)

キミは 何もわかっていない
バイルは このラグナロク作戦で、
外界で くらす 人間たちごと
全ての自然を ハカイするつもりだ
だから・・外界へ にげた キミを
さがすために、
オレは この作戦に くわわった
ネージュ・・
キミという人間を
守るためにだ
キミだけじゃない・・
ネオ・アルカディアあと地に
のこっている人間や レプリロイド・・
オレたちが 生きていくためには
わずかなエネルギーや イバショを
守るしかない
・・たとえそれが・・
バイルのようなヤツの
シハイの下でも・・



必死にネージュを説得しようとするクラフト。
たとえバイルの圧政を受けようとも、それしか生きる道はないと。
クラフトの行動はすべて、ネージュ、人間やレプリロイド、自分が守りたいものを守るためだった。





(ネージュにそれがあなたの目指した正義なのかと言われて)

・・・・・・


ネージュにがつんと言われて無言になるクラフト。
自分の導き出した答えを必死に訴えても、当然のことながらネージュには理解してもらえなかった。
答えられないのは、ネージュの言うことが正しいと感じてるからか、それともネージュに自分の気持ちを理解してもらえなかったからか・・・。
いずれにしても、クラフトの苦悩を感じる台詞である。





(ゼロとネージュをあざ笑うバイルの言葉を聞いて)

わかったろう・・
今、この世界に セイギなど
ないということが・・
あるのは 生きのこる者と
死にゆく者だけだ
・・ネージュ
・・オレは キミを
死なせたくない・・



ネージュをなんとか説得し、救おうとするクラフト。
だが・・・。





(逃げたネージュの言葉を思い出す)

・・・・死んだように 生きるより、
せいいっぱい 生きてから
死ぬ・・・・か・・
・・ネージュ・・オレは・・



逃げる直前にネージュが残した言葉はクラフトの心に鋭く突き刺さる。
そして、クラフトの中で何かが変わろうとしていた。




(バイルの通信に割り込む)

いや・・ほろびるのはオマエだ・・
バイル・・!


いきなり通信に割り込んでくるクラフト。
ゼロやシエル、とりわけ有頂天になっていたバイルはさぞや驚いたと思われる。





ラグナロクの えんかくそうさ
システムは ハカイした
バイル・・
オレはもう・・
オマエの言いなりにはならない・・!


ネージュの言葉によって、クラフトはバイルを倒す決意をする。
だが、それは大勢の人間やレプリロイドをも犠牲にする選択だった。





ラグナロクの コントロールを
のっとらせて もらった
こうげきもくひょうは
エリア・ゼロではない・・
バイル・・
オマエのいる
ネオ・アルカディアあと地だ!



クラフトの言葉はバイルを驚愕させる。
自分に従っていると思ったクラフトの反乱。
さらに、ネオ・アルカディアごと自分を撃つといういきなりの爆弾発言に、バイルはうろたえ、慌て始める。
バイルの狼狽ぶりにざまみろと思った方は必ずいると思われます(笑)。





(ここには人間やレプリロイドがおるのだぞと言うバイルに)

・・オマエのような人間に
したがうのが レプリロイドの
ただしいすがた だというのか?
何もせず・・何も考えず・・
ただシハイされているだけの
ひとにぎりの人間のために・・
必死に生きようとする 自然を
キズつけるのが
ただしい事だというのか!?


バイルの言葉にも動じないクラフト。
ネージュの言葉に心動かされたとはいえ、それは別の意味でクラフトを追い込むことになってしまった・・・。





ちがう・・!
オレは・・・・
オレは・・・・・・!
そんな人間のために・・
そんなヤツらのために
戦ってきたんじゃない!!
このままでは・・
世界は 何もかわらない・・!



クラフトはラグナロクの照準をバイルのいるネオ・アルカディアに合わせる。
今の自分の選択こそが、世界を変えられると信じて。




(これ以上ラグナロクを撃たせないと言うゼロに)

オマエたちは
バイルを たおすのが
目的だったんだろう・・?
今、ラグナロクが
2発めの
チャージを かいしした
これで世界は・・人間たちは
かわれるはずだ



ゼロの言葉に冷静に答えるクラフト。
この道しかないと思い込み決断したクラフトに、もう誰の言葉も届かない。
クラフトの頑固で一本気な性格を感じさせます。





(こんなやり方をネージュが望んでいたと思うのか?とゼロに言われて)

・・わかっている・・
オレの やっている事は
バイルと なんら かわらんとな
だが・・オレは イレギュラーと
よばれようと かまわない・・!
だれかが・・
みちをあやまった 人間たちを
さばかねば ならないんだ!


ゼロの言葉が正しい事を理解しながらも、頑として自分の意志を譲らない。
クラフトはあくまでゼロと戦う道を選んだ。




(ゼロに信じられる者に力を貸すだけでいいはずだと言われて)

・・・・信じられる者・・だと・・?
なら・・オレは・・何を信じれば・・
よかったのだ・・?
何も しようとしない人間・・・・
レプリロイドを おそれる人間・・
すべてを シハイしようとする人間・・
そんな人間のために・・・・
オレや・・オマエが・・
レプリロイドが争いあい・・・・・・
大地を・・自然を・・
キズつけていく・・・・・・
そんな世界の・・何を信じろと・・
いうんだ・・・・?
ゼロ・・オマエは・・・・
なぜ・・人間を信じられる・・・・
なぜ・・・・戦える・・・・・・



クラフトはゼロに問う。
人間を何故信じられるのか・・・と。
昔の自分ならきっと即答できたであろう答え。
だが今のクラフトは、その事すら忘れていたのかもしれない。
そして、理想を語り合った大切な友人であり、好意を寄せていたネージュもまた人間だったという事も・・・・。





(エックスとの約束を守りたいと言うゼロに)

・・・・・・・・そう・・・・か・・・・
・・オレは・・・・
ネージュのコトバすら・・・・
信じてやれなかった・・・・・・
・・はじめてあった時から ずっと・・・・
・・・・カノジョは・・・・真実を
伝え続けていたと・・いうのに・・・・・・・・


自分の過ちに気づいたクラフトは、ネージュを信じてやれなかった自分を悔いる。だが、あまりにも遅すぎた・・・。





(自分に駆け寄るゼロに)

・・オレのボディは・・・・・・
このまま・・・・ここに・・
すてていってくれ・・
オレには・・・・もう・・・・
ネージュにあわせるカオなど
・・・・・・ない・・・・
これいじょう・・・・・・
カノジョを・・・・・・
くるしませたくない・・・・・・


たとえ死んでいても、ネージュに会わす顔がないと言うクラフト。
クラフトなりにネージュへのけじめを通そうとする意志が感じ取れる。





(自分を見守るゼロに)

ゼロ・・・・・・・・
・・・・人間を・・・・・・・
・・・・レプリロイドを・・・・・・・・
・・・・世界を・・・・・・・・
・・・・ネージュを・・・・・・
・・・・・・・・・・たの・・・・・・む・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


人間とレプリロイドを守るために戦う戦士としての誇りと心を取り戻したクラフトは、自分の守ろうとしたものをすべてゼロに託すと、静かに力尽きた。



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