ロックマンゼロ4 名(迷)台詞集

あえて漢字変換はせずに、オリジナルそのままに載せてあります。


ネージュ

真実を伝えるために奔走する戦場ジャーナリスト。
自分の言いたい事をずけずけと言うところから、どんな相手にも臆さない気丈な(もっと言えばきつい)性格を感じさせられる。最初はゼロたちを嫌っていたが、物語中盤で発生するミッション『ネージュのきゅうしゅつ』クリア以降、次第に心を開いていく。それはゼロを気遣う台詞が多くなっていく事からもよくわかる。


(ゼロとの出会い)

自分で助けておいて
今度は おセッキョウ?
ま、いいけどね
とりあえず ありがとう
とだけ 言っておくわ



とりあえず・・・な辺りに素直になれない一面が窺える。





(そんなヤツ(ゼロ)にかまうなと言うトルナードに)

でも れいを言うぐらいは
かまわないでしょう?
レプリロイドに
人間は れいも言えないヤツらだ
なんて 思われたくないもの



ネージュのトゲのある台詞パート1(^^;)。
人間とレプリロイドの間にできた溝というものを感じられます。





(やって来たシエルに)

ええ、あなたたちの おかげよ
助かったわ
・・レジスタンスのリーダー
ドクター・シエルさん



ロックマンでおなじみの悪の科学者ドクター・ワイリーと同じ響きがする呼び方。
レジスタンスを率いるシエルは、ネオ・アルカディアでは当然のことながら評判は悪そうである。





(シエルとゼロに)

まえに ジャーナリストとして
世界のあちこちを
シュザイしてたことが あってね
だから あなたたち
レジスタンスの ウワサも
聞いているわ
・・イレギュラーに シテイされた
レプリロイドたちを ひきいて
ネオ・アルカディアと 戦った・・
キケンな そしき・・ってね



含みのある口調にレジスタンスへの敵意を感じます。





(ゼロに変な噂を広めないでもらいたいなと言われて)

わかってるわよ
わたしは ジョウホウを
そのままみんなに 伝えているだけ
でも 人がそれを
どう うけとめるかは
その人しだいってことよ



自分のジャーナリストとしての哲学を皮肉たっぷりに言うネージュ。
言いたいことはずけずけ言うネージュの気丈さ・・もっと言えばきつい性格がわかります(苦笑)。





(ネオ・アルカディアにいれば安全に暮らせるだろうとゼロに言われて)

・・ネオ・アルカディアが
人間にとって 安全!?
ふざけないで!



激昂して叫ぶネージュ。
ゼロたちに対する怒りの凄まじさがひしひしと伝わる台詞です。





・・・・あなたたち、何も知らないのね


コピーエックスが死んだことでネオ・アルカディアがどうなったか、ネージュたちがどれだけ必死で逃亡してきたか、何も知らないゼロとシエル。
それがさらにネージュの怒りをかきたててます。





どこかの セイギのみかたが
ネオ・アルカディアの リーダーを
たおしちゃったからね
少なくとも わたしたち人間を
守ってくれていた
ネオ・アルカディアは・・
もうすでに
なくなってしまったわ・・



人間はコピーエックスの庇護のもと今まで平穏に過ごしていた。
だがレジスタンスによってコピーエックスという統治者がいなくなったことで、人間たちは自分の家、愛する者、大事な家族・・・・大切なものを失うことになった。
平穏な日常を失うということは、誰にとっても辛く悲しい事。
このような状況を招いたゼロたちを恨むのも無理はないのかもしれない。





(集落までついていくと言うシエルとゼロに)

集落に集まった人間は
あなたたち レプリロイドの
戦いに まきこまれた人ばかりなの
だからみんな レプリロイドを
きらっているのよ



キャラバンにいる人間たちは、住むべき家を捨てて逃げてきた者たち。
ある者は家族と離れ離れに、またある者は愛する家族を失った。
さらに今までの便利な生活とかけ離れた現在の過酷な生活が、なおさらレプリロイド――とりわけレジスタンスへの怒りや憎しみを増長させているのかもしれない。





・・人間は あなたが思ってるほど
強くもなければ
やさしくもないの



淡々と語るネージュ。
今までネージュたちがどれだけ苦労したかが感じられる、暗く重みのある言葉である。





だからもう・・
わたしたちには かかわらないで
・・それじゃあね



ゼロとシエルにそう告げて仲間たちと去るネージュ。
だが運命は再びゼロとネージュを引き合わせることになる・・・。



(ゼロに情報をどう受け止めるかは人間達次第だったなと言われて)

・・・・そうよ



むっとした顔CGとあいまって、ネージュの不愉快な様子がよくわかる。
自分の言ったことを、嫌っているゼロにそのまま言い返されるのが癪だったと思われます。



(前半4ミッション中の人間の集落にて)

また、あなた?
今度は なんのようかしら・・
いちジャーナリストとしては
あなたのこと
シュザイしてみたいけど
今は ネオ・アルカディアから
ぬけだしてきた人たちの
エンジョをユウセンしたいの
いつか時間がとれたら
そのときは こころよく
シュザイに おうじてくれるかしら



ネージュのトゲのある台詞パート2(^^;)。
もう二度と来るな!と一言言えばいいのに、この言いよう。なんともいえません。





(この後話し掛ける)

まだ なにかようかしら?
そんなに聞きに来られても
とくに話すことはないわ・・
わたし・・
シュザイをするのは とくいだけど
されるのは にがてなのよね



ネージュのトゲのある台詞パート3。
遠まわしにちくちくと痛い台詞です(^^;)。



(ゼロとクラフトの戦いに割り込む)

何が平和のため!?
何が人間のため!?
このボロボロになった 集落や
自然を見ても、まだそんなことが
言えるの!?
長い時間をかけて
ここまで カイフクした自然を・・
しずかにくらす 人間たちを・・
人間が 生きられる世界を
ふみにじっているのは
あなたたち でしょう!
いくらセイギを ふりかざしても・・
やってることは ふたりとも
同じ戦争じゃない!



戦う二人の間に割って入り、ネージュは叫ぶ。
ネオ・アルカディアにいた頃のようにとまではいかないまでも、不便だがささやかに暮らしていた人間たち。だがバイル軍の襲撃によって、またしてもその平穏は破られる。
平穏な日常が明日も続いて欲しい・・・誰もが抱く当然の願い。そんな集落の人間たちの願いは、バイル軍によって無残に打ち砕かれてしまった。
一度は失った居場所を取り戻そうと、仲間たちと必死に築いてきた集落を破壊されたネージュの怒り。その深さは計り知れない。





(再会したクラフトに)

クラフト・・・・
どうして バイルなんかに
したがってるの・・?


理想を語り合った友人であるクラフトとの再会。
自分たちの集落を襲撃したのがクラフトだという事実を冷静に受け入れ、クラフトに真意を問うネージュ。最後に別れた時、今のような状況になっているとは、お互い夢にも思わなかったことだろう。





はじめて シュザイしたときの
あなたは・・もっとほこり高い
戦士だった・・
ネオ・アルカディアの 戦士として・・
世界を 平和にしてみせるって・・
人間を 守ってみせるって・・
わたしに ヤクソクしたでしょう・・?



強い口調だが、どこか悲しげにクラフトに言うネージュ。
クラフトがネージュと交わした約束。
それが、ネージュにとってもどれだけ大切なものだったかがよくわかる。



(助けに来たゼロに)

・・ありがとう
でも・・できることなら
クラフトと もっと話をしたかった・・



危険を冒して自分を助けに来たゼロ。
それを理解し、初めてゼロに心を開いたネージュ。自分の本音を漏らす姿にそれが感じられる。





(ゼロにクラフトのことを話す)

まだ かけだしのころ・・・・戦場で
イレギュラーにおそわれた わたしを
クラフトが 助けてくれたの
人間を守ることに ほこりをもって
戦う クラフトのすがたに
わたしは ひかれていった・・



ゼロに語りながら、クラフトとの思い出を回想するネージュ。
遠い日のクラフトに想いを馳せて・・・。





・・フフッ、おかしいよね
人間が レプリロイドを
すきになるなんて



ロクゼロの世界では、人間とレプリロイドの恋愛は珍しいものだという事がわかる貴重な台詞である。





(現れたクラフトに君はあの時から変わらないなと言われて)

あなたは
かわってしまったけどね
あなたは 自分の考えで
人間のために 戦っていたのに・・
今はバイルの 言いなりなのね



皮肉たっぷりにずけずけと言うネージュ。
そんなところもネージュの魅力の一つである。





(バイルの元で生きていくしかないと言うクラフトに)

だから・・
バイルに したがうというの?
自分たちが 生きのこるために
ほかの人々の自由や
わずかな自然を うばおうというの?
・・それが ずっと人間のために
戦い続けてきた あなたの
めざした セイギだというの・・?



クラフトに問うネージュ。
その言葉はクラフトの心に鋭く突き刺さる。





(バイルにどうすると聞かれて)

わたしは・・
だれかに シハイされて
死んだように 生きるくらいなら・・
今を せいいっぱい 生きぬいて!
わらいながら 死ぬほうを
えらぶわ!



そう叫び、ネージュはバイルめがけて目くらましを食らわす。
かなり豪快な一面もあるネージュ。
だが、こういったワイルドなところにもクラフトは惹かれたのだろう。



(脱獄後、ゼロに大丈夫かと聞かれて)

ええ、ジャーナリストを
やってれば あれぐらいの
ピンチなんて いつものことよ
さっきの めくらましも
いつも かくしもってるの



用意周到で抜かりのないネージュ。
さすが百戦錬磨のジャーナリストである。





(転送される直前)

クラフト・・ごめんなさい・・


目の前にいないクラフトに想いを馳せて、逃げる事しかできなかった自分を詫びるネージュ。
クラフトの想いを知りながら、志違う故に相容れない。
ネージュの辛い心境が伝わる台詞。



(ミッション『ネージュのきゅうしゅつ』クリア後の人間の集落にて)

ゼロ、ありがとう・・
あらためて
おれいを言うわ



自分を助けてくれたゼロに感謝し、改めて礼を述べるネージュ。
最初の頃と違い、ゼロに対してわだかまりを捨てたことが感じられる。





・・・・・・
まさか、わたしたちのリーダーを
たおしたレプリロイドに
助けられるとはね・・


人間にとっては良き統治者であったであろうエックス(コピーエックス)。
そのエックスを殺したゼロに助けられた・・・・やはり他の人間たちと同様に戸惑いは隠せないと見えます。





わたしは ジャーナリストとして
ジュウダイな まちがいを
していたかもしれないわ・・
せいふから もたらされる
ジョウホウやウワサだけで
すべてを知った気になって
真実も たしかめず・・
あなたたちのことを
キケンな そしきだと
きめつけていた・・
ジャーナリストしっかくね・・



自分を客観的に見る目を持つネージュ。
コピーエックス製作の一件がネオ・アルカディアではトップシークレットであり、かなり巧妙に隠されていたように、政府によるレプリロイド弾圧の暗い部分は、情報操作等でうまく隠されていたことが窺えます。





(この後再び話し掛ける)

・・・・・・
ごめんなさい
今、クラフトのことを
考えていたの・・
わたしの知ってるクラフトは
どこに いってしまったの・・
どうしたら今のクラフトに
わたしのコトバがとどくの?
ねぇ、おしえて、ゼロ・・



考えれば考えるほど募るクラフトへの想い、不安、悲しみ。
気丈なネージュは人前で弱みを見せない。そんなネージュがゼロに自分の不安な気持ちを吐露するということは、それだけゼロを信じているからである。



(ゼロにクラフトと戦う事しかできなかったと言われて)

ううん・・
・・ありがとう・・ゼロ
クラフトをとめてくれて・・
ありがとう・・



ゼロの気持ちを理解し、クラフトを止めてくれた事に感謝するネージュ。
世の中には仕方のない事、どうしようもできない事もあるという事をよく知っているネージュは、クラフトを救う事ができなかったゼロを責めるような事はしない。
ゼロはゼロなりにクラフトを救おうとしてくれたのだと、ネージュはわかっていた。
静かに礼を言うその心は、ゼロを理解している。




(シエルに今ラグナロクが・・と説明されかけて)

ええ、話は聞こえてたわ!


シエルが全部言わないうちに『聞こえてたわ!』と即答。
しっかりゼロたちの会話を聞いてるあたり、さすがジャーナリスト。抜け目がありません。



(ミッション『通信プロテクトのカイジョ』突入前)

・・・・・・
ゼロ・・
ありがとう・・・・
わたしのコトバ・・
クラフトに とどいたよね?
最後のシュンカンは
わたしのすきだったクラフトに
もどってくれたよね?
ありがとう・・
ほんとうに あなたのおかげだわ・・



悲しみは癒えないものの、ネージュはクラフトへの想いとゼロへの感謝の気持ちを告げる。
ゼロが伝えたであろう、クラフトの最期の言葉。
亡くなる直前までネージュを想い、ネージュの気持ちを理解出来なかった自分を詫びながら、守りたいものをゼロにすべて託して死んだクラフト。
クラフトは助からなかったが、最後に自分と約束した頃の心を取り戻してくれた。
悲しみの中にもネージュはその事に安堵する。





(この後話し掛ける)

ゼロ・・
これから大型転送基地に
向かうのね?
キケンな にんむだと思うけど
気をつけてね・・



ネージュは危険な任務に赴くゼロを案じる。
・・・物語前半の対応と比較すると面白いです(苦笑)。



(ミッション『通信プロテクトのカイジョ』クリア後)

ゼロ
あなたは
わたしたち人間にとっても
最後のキボウだわ・・
このセカイを すくえるのは
あなただけかもしれない・・



ゼロを信じて、頼りにするネージュ。
『わたしたち人間にとっても』というところに、今までネージュの中にあった、人間とレプリロイドの隔たりは完全に取り払われたと思われる。それは集落の人間たちも同じだろう。




(ミッション『プログラムのハカイ』クリア後)

ゼロ・・
とうとう
ここまで来たわね・・
ほんとうに・・
伝説のレプリロイドは
伝説のとおりだった・・
ジャーナリストとして・・
いいえ・・ひとりの人間として・・
いろいろ 聞きたいこともあるけど
シュザイは 日をあらためて
もうしこむことにするわ
だから・・
・・だから・・ゼロ・・
かならず
生きて もどってきてね


最終戦へ臨むゼロへ贈るネージュの激励の言葉。



(ラグナロクの破片が流れる様子を見て)

・・・・クラフト・・
ゼロ・・・・・・・・・・



人間とレプリロイドの平和は守られ、エリア・ゼロはバイルの脅威から救われた。
だが、その犠牲はあまりにも大きかった。
クラフト・・そしてゼロの事を思い、ネージュはその事実を痛感する。





(ゼロは私たちのためにきっと帰ってくると言って走り去るシエルを見て)

シエルさん・・・・・・


皆を思って気丈に振舞うシエル。その心中を察したネージュは走り去るシエルをそっと見送ってやる・・・誰にも邪魔されず一人で泣きたいだけ泣かせてやるために。
クラフトを失ったネージュには、シエルの気持ちが痛いほどわかるのだろう。



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