かつて、人々とレプリロイド達を恐怖に陥れた忌まわしき戦争があった。
煤iシグマ)ウィルスが発端となり、イレギュラー戦争と呼ばれたその戦争は、レプリロイドや兵器による武力行使から、やがて形を変え、サイバーエルフを悪用した争いへと発展していった…。

永遠に続くと思われた戦争は、青き英雄エックスの活躍をもって終止符が打たれた。エックスは、残された人間達と「ネオ・アルカディア」と呼ばれるユートピアを築き、統治者となるものの、ある日突然行方をくらましてしまう。幸いにして、その事実は外に広まることはなかったが、エックスの代理を立てることは早急であった。

その使命を任された科学者の少女シエルは、永久の平和を願い、コピーエックスを完成させる。しかし、平和の維持に執着するがあまり、ネオ・アルカディアの正義は徐々に歪み始める。役に立たないレプリロイドの捕獲、処分、その光景はシエルの望む本当の平和ではなった。罪のないレプリロイド達を率いて、ネオ・アルカディアを脱出したシエルは、人目につかない地下にレジスタンスベースを築く。

必死にネオ・アルカディアに立ち向かうシエル達だったが、圧倒的な力の差は埋められるはずもなく、仲間のレプリロイドはどんどん処分されていった。
シエルは、遠い昔に封印されたと言われるあの伝説に最後の望みを託し、ついに古い地下の研究所でゼロに巡り会う。

ゼロの復活により、ネオ・アルカディアを統治するコピーエックスは倒され、シエル達は最悪の事態から逃れることができた。
しかし、待てどもレジスタンスのもとに、ゼロが戻ってくることはなかった。シエル達は半壊したレジスタンスベースをあとにし、政府と対立する別のレジスタンス軍と合流する。


当初の計画を大幅に狂わされたネオ・アルカディアは、四天王の1人「ハルピュイア」を当面の責任者として、計画を続行していた。 

シエル達が新しいレジスタンスベースで生活を始めている頃、ゼロはいまだ傷ついた身体を休めることもなく、ネオ・アルカディアの追撃から逃れていた。
実にあれから1年という歳月が過ぎようとしていた…。



(ロックマンゼロ2取扱説明書, 2003, pp.4-5)









※1 ゲームのプロローグ部分のみの説明です。
詳しいストーリー等はゲームをプレイして確かめてみてください。


※2 ゲームの取扱説明書と公式サイトで、
ストーリーの細かい部分の説明が違っていますので、

(1) 
しかし、待てどもレジスタンスのもとに、ゼロが戻ってくる
ことはなかった。シエル達は半壊したレジスタンスベースを
あとにし、政府と対立する別のレジスタンス軍と合流する。
(ロックマンゼロ2取扱説明書, 2003, pp.4-5)


(2) 
ゼロは、シエル達を逃がすため、自らを囮とし、
ネオ・アルカディアを引き付けた。
その甲斐あって、シエルや、レジスタンスの仲間達は、
ネオ・アルカディアの追求を逃れることができ、
体制を立て直すことができたが・・・
ゼロとは、離れ離れとなってしまった。

(出典:ロックマンゼロ2公式サイト)

このページの文章は、取扱説明書を引用しています。