リマスタートラック ロックマンゼロ・ピュシス 台詞集


Ragnarok Record -At Prison- Valhol 「‐監獄にて‐ 邂逅の館」


―――監獄
SE
ネージュ 誰・・?誰かそこにいるの?
ゼロ 扉から離れろ。今開ける。
ネージュ ・・う、うん。わかったわ。
ゼロ はあっ!
SE 扉を破壊する音
ネージュ こほっ、こほっこほっ・・。
SE ゼロが歩いてくる音
M1 IN
ネージュ こほっこほ・・っ・・ゼロ・・?どうしてここに?
ゼロ お前を助けに来た。集落の人間たちに頼まれてな。
ネージュ ありがとう。でも・・できることならクラフトともっと話をしたかった。
ゼロ 知り合いだったようだな。
ネージュ まだかけだしの頃、戦場でイレギュラーに襲われた私をクラフトが助けてくれたの。
人間を守ることに誇りを持って戦うクラフトの姿に、私は惹かれていった。
あはっ・・おかしいよね。人間が・・レプリロイドを好きになるなんて。
SE クラフトが現れる
クラフト そしてオレも、真実を人々に伝えようと戦う、一人の人間を好きになっていった。
ネージュ クラフト!
クラフト ネージュ。君はあのときから変わらないな。
自分がやると決めたことはどんなに危険でもやりぬこうとする。
ネージュ あなたは変わってしまったけどね。
あなたは、自分の考えで人間の為に戦っていたのに・・。今はバイルの言いなりなのね。
クラフト 君は何も分かっていない!(一喝するように大きな声で叫ぶ)
バイルは、このラグナロク作戦で、外界で暮らす人間たちごとすべての自然を破壊するつもりだ。
だから、外界へ逃げた君を探すために、オレはこの作戦に加わった。
ネージュ・・君という人間を守るためにだ。
君だけじゃない。ネオ・アルカディア跡地に残っている人間やレプリロイド・・俺たちが生きていくためには、わずかなエネルギーや居場所を守るしかない。たとえそれが・・バイルのような奴の支配の下(もと)でも。
ネージュ だから・・バイルに従うというの?
自分たちが生き残るために、他の人々の自由やわずかな自然を奪おうというの!
それがずっと・・人間の為に戦い続けてきた・・
M1 OUT
ネージュ あなたの目指した正義だと言うの?
バイル はぁーはははははははは・・
M2 IN
バイル お前たち人間が正義を語るのかね?
百年前にワシをネオ・アルカディアから追放し、イレギュラーとしてレプリロイドを処分してきたお前たちが・・。人間ごときが今さら正義を語ろうと言うのか。笑わせるのお。
SE バイルが現れる
ネージュ あっ、あなたは!
ゼロ ドクター・・バイル!
バイル 大活躍じゃないかゼロ。
残る部隊はあと4つ。だが、貴様にラグナロク作戦を止めることはできん。絶対にな。
ふぁーっはははははははははは・・。
さあ、そこの女。お前はどうする?
お前の言う自由とやらと共にエリア・ゼロで死を待つか?
それとも、クラフトのようにワシのような奴の下で生き長らえるか?
ワシはどっちでもかまわんのだがねぇ。
ネージュ くっ・・、バイル!
バイル くーっふふふふふふふふふふ・・。
そうだ・・その顔だ・・。
苦しみと屈辱と怒りに満ちた表情、それがワシの喜びとなるのだよ。
この喜びこそが、支配者にだけ許された快楽なのだ。
SE
クラフト わかったろう?今この世界に正義などないということを。
あるのは、生き残る者と死にゆく者だけだ。
ネージュ。オレは君を死なせたくない。
ゼロ ちっ!
SE セイバーを抜く
バイル ふははは・・。
ゼロ、ワシを斬れるのか?人間であるこのワシを・・。
そこの女の目の前で自らイレギュラーとなって見せるかね?
ネージュ (バイルが話している間にゼロに小声で話す)
ゼロ、私が合図を出したら目を閉じて。
バイル さあ、どうする?ゼロ、女。
ネージュ 私は・・誰かに支配されて死んだように生きるくらいなら、今を精一杯生き抜いて、笑いながら死ぬ方を選ぶわ!
SE スイッチを入れる音
ネージュ 今よ!
SE
M2 OUT
クラフト 何っ・・!目くらましかっ!
バイル ぐうぉっ!・・っ、何も見えん!この女・・!
SE チャージする音
ゼロ たあっ!
SE 床を破壊する
ゼロ こっちだ!ついて来い!
ネージュ ええ!
SE
バイル くあぁ・・
M3 IN
バイル こしゃくな・・逃げおったか!
うう・・まあよい。クラフト。ラグナロク作戦を続行しろ。ゼロやあの女に見せつけるのだ。ワシに逆らうことがいかに愚かなことであるかをな。
SE バイルいなくなる
クラフト 死んだように生きるより、精一杯生きてから死ぬ・・か・・・・。
SE
クラフト ネージュ・・オレは・・・・。
M3 OUT



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